脾臓は左上腹部、胃底と横隔膜の間、左第4肋骨部、第9~11肋骨の深側に位置し、長軸は第10肋骨と一致する。 正常な場合、脾臓は左肋骨弓下に触知できない。 脾臓の位置は呼吸や体位によって変化し、立っているときは横になっているときよりも低い。 脾臓は汚れ側と横隔膜側に分けられる。 汚れた側の中央には脾門があり、血管やリンパ管が出入りする。 汚れた側では、脾臓は胃底、左腎臓、左副腎、結腸に隣接している。 脾腫では、脾切欠が触診の徴候となる。 脾臓は生体最大のリンパ臓器であり、貯血、造血、加齢により損傷した赤血球の除去、免疫応答などの役割を担っている。 生体内で虚血や低酸素症が起こると、脾臓は貯蔵された血液を速やかに循環に戻し、状態を緩和する。