胸膜陥凹徴候は必ずしも悪性とは限らず、良性疾患でも起こりうるが、通常は悪性疾患に多くみられる。 いわゆる胸膜陥凹は、肺病変と胸膜の間に見られる三角形またはカーテン状の像で、通常、像の先端は病変の方を向き、底部は胸膜に位置している。 胸膜陥凹は通常、病変内の線維組織や瘢痕組織が胸膜を引っ張ることによって生じ、肺がんなどの悪性疾患ではこの像が生じやすい。 結核などの良性疾患でも胸膜が引っ張られて胸膜陥凹像を呈することがあるので、臨床的に胸膜陥凹像が出現しても必ずしも悪性とは限らず、その原因を明らかにするためにはさらなる検査が必要である。