低カリウム血症は、血中カリウムの減少速度や程度が異なるため、臨床症状も様々であり、神経筋系、循環器系、消化器系に影響を及ぼす可能性がある。 1.神経筋系への影響:低カリウム血症は神経や筋肉の興奮性の低下を招き、軽症の場合は症状がないか、疲労感や全身の脱力感のみで、重症の場合は下肢の弛緩性麻痺が起こり、重症の場合は上肢、体幹、呼吸筋が侵されることがある。 2.循環器系への影響:低カリウム血症は心筋の興奮性や自己調節機能を亢進させ、心房粗動や上室性頻拍などの不整脈を起こすほか、パニック発作、胸部圧迫感、血圧低下、心不全などを引き起こすことがある。 3.消化器系への影響:低カリウム血症は平滑筋の興奮性低下、消化管機能の低下、悪心、嘔吐、腹部膨満感、食欲不振などの症状を引き起こし、重症例では麻痺性腸閉塞を起こすこともある。 低カリウム血症は腎臓や中枢神経系にも影響を及ぼし、多尿、低比重尿、抑うつ、眠気などの臨床症状を引き起こす。 患者さんは時間内に医師に相談し、医師の指導の下で適切な治療を受けることが推奨される。