狂犬病ウイルスが酸素を恐れるということはない。 狂犬病ウイルスは独立した細胞を持たないウイルスであるため、生存のために嫌気的環境にも好気的環境にも依存しない。 狂犬病ウイルスは、できるだけ早く生物に感染し、そこで生物の細胞に依存して繁殖・増殖しなければならない。 細胞から切り離された後、狂犬病ウイルスは非常に短時間で死滅する。 つまり理論的には、嫌気性または好気性として語れるのは細胞性の生物だけである。 例えば、一般的な破傷風菌は嫌気性細菌であり、酸素に触れると破傷風菌の病原性は急激に低下し、死滅さえする。 壊死組織の多い深い傷のような嫌気性環境でのみ、感染症は病原性を持つようになる。 狂犬病ウイルスは日光、紫外線、ホルムアルデヒド、ネオスポリン、50%~70%アルコールなどで容易に不活化される。ウイルス懸濁液は56℃、30~60分または100℃、2分で不活化され、-70℃または凍結乾燥して0~4℃で数年間生存可能である。 犬猫などの動物に咬まれたり、引っかかれたりした場合には、速やかに医師の診察を受け、医師の指導のもとに狂犬病の予防接種を受けることが重要である。