甲状腺機能亢進症は中医学では胆病と呼ばれ、診断のタイプとしては、気鬱痰結、気陰両虚(気と陰の両方が不足)、陰虚陽亢(陰が不足し陽が亢進)などがある。 それぞれの病態に応じて中医学的診断と治療を行う。 気虚痰鬱結症候群は、首が太く腫れ、短気で、胸が張って息切れし、イライラして不眠になり、少食で食欲がなく、便の形が悪く、舌に白い脂苔がつくなどの症状が現れる。 治療は、気を整えて痰を解消し(体の気を整えて痰を解消する)、むくみを取り、しこりや節々を分散させるもので、臨床的には四海舒薬(しかいせいやく)、放鬆薬(ほうしょうやく)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などがよく用いられます。 気陰両虚(気と陰の両方が不足した状態)は、首の前の結節、パニック、息切れ、易疲労感、発汗過多、食欲不振、下痢が多い、便が緩い、舌に赤い苔が生えるなどの症状が現れる。 治療は益気養陰(気を補い、陰液を養う)で、処方は生気散(しょうきさん)を用い、さらに減方を加える。 陰虚陽亢(陰液の不足と陽気の亢進)は、首の肥大、結節、めまい、動悸(心拍が速く、しばしばパニックを伴う)、不眠、焦燥感、夢見がち、食べる量は多いが痩せる、発汗、眼球突出、手の震えなどの症状が現れ、舌が赤く、苔が少ないか、黄苔が薄い。 治療は陰を養い、陽を沈め、節を除くことで、処方は左桂圓である。 患者はリラックスし、感情の変動を避けるよう勧められる。 食事面では、辛いものや刺激の強いものを避けるように注意し、病気が見つかったら、すぐに病院で診断・治療する。