脾胃を強化するハーブとは?

脾胃を補う生薬には、ナツメ、太参、山芋、甘草などがある。
ナツメは甘・温性で脾・胃・心の経絡に属し、体の中心を補い気を益し(脾を補うことで気虚を治す)、血を養い気を静める(血を養うことで精神を安定させ、感情を鎮める)作用があり、脾気虚による便のゆるみや疲れやすいなどの症状に用いられ、治療効果を高めるためにコドノプシス・ピロスラエ(Codonopsis pilosulae)やアトラクティロディス・マクロセファエ(Rhizoma Atractylodis Macrocephalae)と併用されることが多い。
高麗人参は甘・微苦・平性で、脾経と肺経に属し、益気・補脾(脾胃の気を調整すること)、発液・潤肺の作用があり、脾気を補うだけでなく、胃の陰を養い、食欲不振や疲れやすい、口が渇くなどの脾気虚(脾の気が弱い)や胃陰虚(胃の陰が足りない)の症状を治療し、山芋やデンドロビウムなどと併用することで、脾気を補い、胃陰を養うことができる。
山芋は脾・肺・腎の経絡に属し、性質は甘・平で、益気養陰(気と陰を補うこと)、脾・肺・腎を補う作用があり、停精・止瀉の作用がある。 脾気や気陰の虚弱(気陰両虚)、やせや疲れやすい人、食が細く便がゆるく下痢しやすい人に適する。
脾胃虚証の患者は、規則正しい食生活を心がけ、栄養のバランスに注意することが脾胃の機能調節に役立つ。