高齢者のめまいや嘔吐は、高血圧が関係している場合もあれば、頚椎症や急性脳血管障害などが原因となっている場合もある。
1.高血圧:高血圧の既往歴がある高齢者によく見られる。長期にわたって降圧剤を定期的に服用しなかったため、血圧のコントロールが効かず、血圧が頻繁に変動し、血圧が高すぎると、めまい、嘔吐の症状を引き起こすことがある。
2.頸椎症:椎骨動脈型の頸椎症によく見られ、このタイプの頸椎症は局所血管圧がかかりやすく、その結果、椎骨脳底動脈への血液供給が不足し、高齢者ではめまいや嘔吐を起こすことがあり、回転感、歩行不安定などの症状を伴うことがある。
3.急性脳血管障害:急性脳梗塞や脳出血でよくみられ、局所的な脳血管の虚血や出血により、脳神経が障害され、脳機能障害を起こし、めまい、嘔吐が起こることがあり、頭痛、言語障害などの好ましくない症状を伴うことがある。
高齢者のめまい、嘔吐は重く受け止め、適時に医師の診察を受け、関連する検査により原因因子を明確に診断した上で、的確な治療を行う必要がある。