胃炎の治療法とは

胃炎の治療には、HP(ヘリコバクター・ピロリ)の除菌などのアロパシー治療、胃酸の抑制や中和などの対症療法、胃粘膜下層剥離術などの前癌状態の治療がある。
1.原因に対する治療:HP関連胃炎であればHP除菌治療を行い、ビスマス含有4剤併用療法、すなわちPPI(プロトンポンプ阻害薬、オメプラゾールなど)1剤+抗生物質2剤(アモキシシリン、クラリスロマイシンなど)+ビスマス1剤(フカスビスマスなど)、十二指腸胃逆流であれば胃粘膜保護剤(クエン酸ビスマスカリウムなど)、消化管動態改善薬(モサベリンなど)などを使用する。 十二指腸-胃逆流に対しては、胃粘膜保護剤(クエン酸ビスマスカリウムなど)、消化管動態改善薬(モサプリドなど)などが使用できる。
2.対症療法:胃酸を適度に抑制または中和する薬剤(炭酸アルミニウムマグネシウムなど)、動態が不十分なために起こる腹部膨満感などの症状を緩和するための動態改善剤(モサプリドなど)を使用することができる。粘膜保護剤(クエン酸ビスマスカリウムなど)は腹痛や酸逆流などの症状を緩和するのに役立つ。
3.前癌状態の治療:HPの根絶を前提に、セレンを含む薬剤やマルチビタミンを適度に補充する。薬剤治療が無効な高悪性度上皮内新生物に対しては、胃カメラ下で粘膜下層剥離術を行う。
胃炎の診断が確定した場合は、適時に受診し、医師からさらなる治療や処置を処方してもらう必要がある。