一過性脳虚血とは一過性虚血発作のことで、治療薬には抗血栓薬、抗凝固薬、プラーク安定化薬などがある。
1.抗血栓療法:非心原性塞栓性一過性脳虚血発作に対しては、抗血小板療法が推奨される。 発作発生から24時間以内に、脳卒中再発のリスクが高い場合は、できるだけ早くアスピリンとクロピドグレルによる治療を行う。
2.抗凝固療法:心原性塞栓性一過性脳虚血発作に対しては、一般に抗凝固療法が推奨され、脳出血を除外した上でできるだけ早期に行うことができる。 主な薬剤は低分子ヘパリン、ワルファリン、リバーロキサバンなどである。
3.プラークの安定化:動脈硬化によるものはプラークの安定化薬も必要で、よく使われる薬にはロスバスタチン、アトルバスタチンなどがある。
さらに、高血圧、糖尿病、高脂血症などの基礎疾患をコントロールする必要がある。 一過性脳虚血発作が発生した場合は、予後を悪化させないためにも、適時に治療を受け、標準的な治療を行うことが推奨される。
薬剤は専門医の指導のもとに使用する必要があり、やみくもに自己判断で服用してはならない。