女性の腎陽虚(腎臓の陽気不足)は、当帰芍薬散などの漢方薬で調整することが多い。 1.当帰丸:Radix Rehmanniae PraeparataとRhizoma Polygonati Odoratiからなり、腎陽を温め補う(腎臓の陽気を温め補う)、精を満たし精液を止める(固精を満たし、精液が滑るのを防ぐ)作用があり、女性の腎陽虚(腎臓の陽気不足)の症状(足腰の冷え、精神元気のなさなど)を治療することができる。 副作用や禁忌は明らかではない。 2.陳五湯:茯苓、桂枝茯苓丸などからなり、陽気を温め、利水(身体の陽気を補い、水の巡りを促進する)作用があり、女性の腎陽虚、水滞を治療し、冷え症や四肢失神、尿失禁(排尿がスムーズでない)、四肢の重苦しい痛み、むくみなどの症状が現れる。 副作用や禁忌は明確ではない。 3.自生腎精薬:山芋と茯苓を主成分とし、腎を温めて気を化し、利尿・消腫(尿をきれいにして浮腫を除く)の作用がある。 女性の腎虚浮腫、腰膝疲労、腎陽不足(腎の陽気不足)による痰(水分の代謝障害によってできる病的産物)咳喘、水湿内停(水湿が体内にとどまる)などの症状に効果がある。 この薬に対する副作用や禁忌は知られていない。 治療に使用する場合は、漢方医の指導のもとでエビデンスを見極め、副作用を避けるために恣意的に使用しないことが必要である。