妊婦の中等度貧血は通常、サラセミアではありません。 サラセミアは遺伝性の貧血であり、出生時にその有無を知ることが可能で、幼少期から症状が現れることもあり、妊娠するまで中等度の貧血として現れることは通常ありません。 しかし、貧血が出なくても、自分がサラセミア遺伝子のキャリアであるかどうかを自覚することが大切です。 このとき、妊婦健診をしっかり受けることが重要で、パートナーが同じタイプのサラセミアキャリアの場合、4人に1人の確率で重症のサラセミア児を出産することになります。 サラセミアは重症度によって軽度、中等度、重度に分類されます。 軽度のサラセミアは通常、無症状か軽度の貧血です。 中等度のサラセミアは、通常1~3歳頃から顔面蒼白や倦怠感などの貧血症状が現れ始めます。 重症のサラセミアでは、生後3~12ヵ月頃に蒼白、腹部腫脹、黄疸などの症状が現れ始め、年齢とともに徐々に悪化します。 妊娠中に貧血のスクリーニングを行い、胎児が貧血遺伝子を持っているかどうかを調べることで、胎児がこの病気にかかるリスクがあるかどうかを調べることができます。