バソプレシンの主な生理作用とは?

バソプレシンは抗利尿ホルモンとしても知られ、抗利尿、血圧上昇、副腎皮質刺激ホルモン分泌促進などの生理作用を有する。
1.抗利尿作用:遠位尿細管や集合管の受容体と結合し、水チャネルタンパク質のリン酸化を促し、腎尿細管上皮による水腫の再吸収を増加させ、抗利尿作用をもたらす。
2.血圧を上げる:血管や内臓平滑筋を収縮させ、一定の血圧上昇効果をもたらす。
3.副腎皮質刺激ホルモンの分泌を促す:脳下垂体前葉に直接作用して副腎皮質刺激ホルモンの分泌を促し、抗炎症作用、免疫抑制作用、抗ショック作用をもたらす。
さらにバソプレシンは、腎吸収能の増大、グリコーゲン分解の促進、脂肪酸合成の抑制などの作用がある。
抗利尿ホルモン補充療法は、肥満、血圧上昇、血糖値上昇、血中脂質上昇などの副作用があるため、血圧、血糖値、血中脂質の定期的な再検査に注意し、異常があれば適時に対応する。