食道は、筋肉の収縮と弛緩を利用して食物を胃に送り込む重要な器官である。 食道の壁は粘膜、粘膜下層、固有筋層、上皮の4層に分かれている。 1.粘膜:粘膜の上皮は厚く、摩擦に抵抗して食道を保護する役割を果たす。 2.粘膜下層:粘膜下層は緩い結合組織からなり、食道内腔に粘液を分泌する腺を含んでいる。 粘膜と粘膜下層の間には複数の縦襞が形成され、食物が食道を通過する際に消失する。 3.固有筋層:食道の固有筋層は内側と外側の2層に分かれており、厚さは約2mmで、2層の間には弾性線維がある。 4.外胚葉:緩い繊維組織からなり、血管とリンパ管を含む。