乳癌の腋窩リンパ節転移の予測における超音波診断の有用性

  乳房腋窩リンパ節転移を予測するための超音波検査の価値を評価すること。 方法 336名の原発性乳癌患者を対象に,術前の腋窩リンパ節の臨床検査と超音波検査,術後のルーチン病理検査を行い,術前の臨床検査と超音波検査の精度を術後の病理所見で検証した.  結果 身体検査の感度と特異度はそれぞれ76.2%と47.6%.超音波検査の感度と特異度はそれぞれ86.1%と74.3%.超音波検査士の感度と特異度は上級群ではそれぞれ95.6%と82.7%.下級群では84.7%と59.o%となり.有意差がみられた。 結論 乳癌の腋窩リンパ節転移の状態を判断する上で,超音波検査は身体検査より優れており,超音波検査士の経験が診断結果に影響する.