アメリカ人参とゴボウの違いは、主に薬源、効能、主な治療法である。 薬源:アメリカ人参の薬用部分はアメリカ人参(Panax quinquefolius)の根を乾燥したもので、ゴボウの薬用部分はキク科のゴボウ(Arctium lappa)の成熟果実を乾燥したものである。 効能:田七人参(Radix Panax Ginseng)には養陰清熱(陰液を養い、熱を取り除く)、益気益液(気を補い、液の生成を促進する)、牛蒡子(ゴボウシ)には散風解熱(風熱を分散し、肺を促進し、発疹を取り除く)、解毒解瀉(解毒を促進し、下痢を誘発する)の作用がある。 効能:アメリカ人参は、気陰両虚(気と陰の両方が不足した状態)で、口渇、咳、喀血などがある場合に用いる。ゴボウの実は、風熱による風邪で咳や発熱がある場合や、癰、腫れ物、ただれ物、毒物などに用いる。 また、アメリカ人参は副作用が明確でないため、キヌアとの併用は避ける。脾胃虚証(脾胃が虚弱で寒がり)の人は要注意、牛蒡子は副作用と禁忌が明確でないため、気虚や下痢の人は要注意である。 上記の薬を使用する必要がある場合は、漢方医による鑑別後に使用することをお勧めする。