心臓超音波検査におけるea比の臨床的意義

心臓超音波検査におけるEaとはEピークとAピークの比を指し、Eピークは拡張初期に急速に充満する左心室の充満ピークであり、Aピークは拡張後期に充満する充満ピークである。
心臓超音波検査のEピークとAピークは通常心室の拡張機能を評価するために用いられ、Eピークは拡張初期における僧帽弁の最大速度を表し、Aピークは収縮期における心房の最大速度を表し、正常値はE/A>1である。心臓超音波検査のE/Aが1より小さい場合は心室の拡張機能が低下していることを示し、高血圧、冠動脈疾患、糖尿病、肥大型心筋症などでしばしば起こる。しかし、この結果だけを見ると心室の拡張機能が十分とは言えない。
しかし、この結果だけを見れば、心臓超音波のea比の臨床的意義は大きくはなく、1分間の心拍数、心房総面積、僧帽弁輪収縮期位置変化、肺静脈スペクトラム、E/E ‘などの指標も合わせて総合的に評価する必要がある。