一般的な疾患には肝血管腫と肝細胞癌がある。 1.肝血管腫:早期には病変の増強はみられず、低輝度であるが、門脈期や遅発期には病変が増強することがある。 動脈期の増強では病変の辺縁がまだらに増強する。 2.原発性肝細胞癌:門脈期では脈管侵襲と門脈血栓が明瞭で、門脈壁に増強結節を認めることがある。 門脈本幹に血栓形成がある場合、門脈領域には強直、捻転、側枝小血管が多数認められる。 びまん性肝細胞癌は門脈血栓を伴うことがあり、肝実質の増強の程度が低下し、病変の境界や個数の定義が容易でないことがあるが、初期の増強では肝臓全体に広がる多発性の増強結節影を認めることがある。 3.上記の疾患以外にも、肝硬変結節は画像検査で肝臓に不均一な増強結節が多発することがある。 上記の検査結果だけでは原因を正確に判断することはできず、病歴の特徴や他の検査結果と合わせて正確に判断する必要があり、医師の指導のもとで原因を明らかにすることをお勧めします。