食品だけでは脾臓を強化する効果はなく、薬用食品の中には陳皮や茯苓など脾臓を強化する効果があるものもあるが、食品として用いると薬剤のような治療効果はない。 陳皮はミカン科の柑橘類の果皮を乾燥して成熟させたもので、辛味と苦味があり、温性で、気を整えて脾を強め、湿を乾かして痰を解消する(湿を乾かして体内の痰を取り除く)効能があり、脾胃の気滞、嘔吐、噯気、痰湿の咳嗽、胸痺(胸の張りや痛み)を治療することができる。 茯苓は、茯苓科の茯苓を乾燥したもので、甘味があり、淡白で、扁平で、脾を伴い、精神を安定させ、利尿(水の運行を促進して湿を除く)作用があり、脾の水腫、脾虚、少食、緩便(便がまばらで形が悪い)下痢、痰(病気の産物ができて水分代謝が悪くなる)、めまい動悸、動悸(心臓の鼓動、しばしばパニックを伴う)不眠などの病気を治療することができる。 食品は薬に代わるものではないので、関連する症状がある場合は、漢方医に相談し、問診と処方による治療を受けることをお勧めする。