片麻痺に対する下肢バランス訓練法には、主に座位バランス、座位から立位へのバランス、立位バランスなどがある。 1.座位バランス 両手を体の両側または大腿部に添えて、リラックスした雰囲気を保ちながら座位をとる。最初のうちは、誰かが体の横にいて患者を保護する必要があるかもしれないが、徐々に無防備で自立した座位へと移行していく。 2.座位から立位へのバランス 患者はベッドまたは椅子の端に座り、両足を地面につけ、両手を交差させて保持し、両腕を前方に伸ばす。 患者はベッドや椅子の端に座り、足を地面につけ、腕を組み、腕を前に伸ばすと同時に体を前傾させ、肩が膝の上に来たら、腰を持ち上げ、膝関節を伸ばして立ち上がる。 3.立位でのバランス 立位では、身体の重心は健側にあり、身体は患側に曲がらないようにする。必要であれば、リハビリテーション医が両膝を使って患者の下肢をコントロールしたり、装具を使って膝関節を固定したりする。 安定性を高めるために、足と足の間の距離を大きくとって訓練を始める。 自立できるようになったら、徐々に両足の間隔を狭めて支持面を小さくし、難易度を上げていく。徐々に身体の重心移動、体幹の屈曲・伸展の訓練を自立して行う。 片麻痺患者の下肢バランス訓練は、誤った姿勢による患肢の二次損傷を避けるため、リハビリテーション医などの指導のもとで行う。