臨床的にはアロロール塩酸塩錠という薬はなく、アロロール塩酸塩はα受容体とβ受容体の両方を遮断することにより、血圧降下作用、抗狭心症作用、抗不整脈作用、抗けいれん作用を示すと考えられる。 1.血圧降下作用:β受容体の活性を阻害することにより、交感神経の興奮性を低下させ、血管拡張をもたらし、血圧を降下させることができ、末梢血管抵抗の増加を引き起こさない。 2.抗狭心症:β-受容体を遮断することにより、心機能亢進を抑制し、心筋酸素消費量を減少させ、心筋酸素需給の不均衡状態を緩和し、またα-受容体を遮断することにより冠動脈血流抵抗を減少させる。 3.抗不整脈:β-受容体の活性を阻害・遮断し、心臓の電気伝導を遅くし、心筋細胞の自己調節機能を低下させ、抗不整脈作用をもたらす。 4.抗細動:骨格筋のβ2受容体を選択的に阻害し、抗細動効果を発揮する。 アロチノロール塩酸塩錠の長期経口投与は、徐脈、心不全、低血圧、気管支痙攣、低血糖症状の隠蔽などのリスクがあるため、医師の指導のもとで合理的に使用することが推奨される。