吸気時の左上腹部痛の原因は、胃炎、胃潰瘍、胸膜炎、外傷などが考えられます。 1.胃炎:胃粘膜が損傷され、炎症とうっ血状態にあり、胃酸の分泌亢進が胃粘膜を直接刺激し、酸逆流、吐き気、腹部膨満感などの症状を伴い、吸気時に左上腹部が痛む。 2.胃潰瘍:胃粘膜の保護バリアが破壊されて潰瘍面が形成され、胃酸が潰瘍面病変を刺激するため、吸入時に左上腹部が痛み、腹部膨満感、酸逆流、胸やけ、吐き気などの症状を伴う。 3.胸膜炎:左胸膜が感染して炎症反応を引き起こし、左上腹部が痛み、吸入時に顕著になり、呼吸制限、咳などの症状を伴う。 4.肋軟骨炎:ウイルス感染、結核感染、胸郭・肋骨関節靭帯の慢性緊張などにより、左側の肋軟骨炎が誘発され、左心窩部痛が生じ、吸入により増悪する。 5.外傷:左上腹部に衝撃を受け、軟部組織の損傷による疼痛が生じ、活動時や吸気時に疼痛が増悪する。 吸入時に左上腹部が痛む原因は他にも考えられますので、早めに医師に相談して原因を突き止め、早急に治療することをお勧めします。