尿中ビリルビンが高いと何が悪いのか?

尿中ビリルビン高値は、肝・胆道疾患、門脈病変、遺伝的疾患などによるビリルビン代謝障害が主な原因であり、ウロビリノーゲン、ウロビリンなどの検査と組み合わせて総合的に判断することをお勧めします。
1.肝・胆道疾患:急性黄疸性肝炎、閉塞性黄疸など、尿中ビリルビンが高くなりやすい疾患。
2.門脈疾患:大動脈周囲静脈炎、線維症など。大動脈周囲静脈炎や線維症で胆汁が多い場合、尿中ビリルビンが高くなることがある。
3.遺伝性疾患:染色体遺伝疾患の中には、Dubin-Johnson症候群、Rotor症候群など、先天性高ビリルビン血症を引き起こすものがあり、いずれも程度の差はあれ尿中ビリルビンの上昇をきたす。
臨床的には、特定の検査結果を単独でみることは推奨されず、尿中ビリルビン上昇の場合は、尿中ビリルビン、ウロビリノーゲン、ウロビリン、肝機能、血清ビリルビンなどの検査結果を組み合わせて総合的に判断・分析し、早期に原因を特定し、的を射た治療を行うことが望まれます。