多発性硬化症のリハビリテーションプログラムには、主に関節可動域の維持、筋力トレーニング、疲労の改善、振戦や運動失調の緩和などが含まれる。 1.関節可動域の維持:関節可動域の維持と変形予防は早期リハビリテーション治療の重要なポイントの一つであり、患者の状態に応じて能動的または受動的な関節可動域の維持を行う。 2.筋力トレーニング:レジスタンス運動と有酸素持久力トレーニングがあり、トレーニングの種類、強度、頻度は患者の身体状況に応じて決定する。 筋緊張の強い患者には、スパズムの悪化を誘発しないよう、レジスタンストレーニングは避けるよう注意する。 3.疲労の改善:十分な休息に注意し、十分な睡眠を確保する。 4.振戦・運動失調の緩和:抗重力位での運動、バランスコントロール、圧迫、交互タッピング、姿勢鏡を用いた視覚フィードバック訓練などを行い、感覚情報を増やすことで活動の安定を促す。 また、言語機能障害や嚥下機能障害がある場合は、医師の指導のもとで言語訓練や嚥下訓練を行い、対応する機能の回復を図る。 多発性硬化症に罹患している患者は、できるだけ早く病院に行く必要があり、医師は具体的な状態に応じて個別のリハビリ計画を立てる。