乾燥した桂皮は漢方薬として用いることができ、その生薬名は龍眼肉といい、補心脾(強壮タイプの薬で心と脾を補うこと)、滋血止心(血を養うことで精神を安定させ、感情を鎮めること)の作用があり、気血両虚からくる不眠症にのみ用いられる。 竜眼肉は竜眼というナデシコ科の植物の果皮で、風味は甘く、性質は温かく、心脾両経に属する。 心と脾臓の調子を整え、血を養い、心を静める効果がある。 動悸(心臓の鼓動が早く、パニックを伴うことが多い)、物忘れ、不眠症、気血両虚による血虚・萎黄の治療に用いることができる。 不眠症の治療に竜眼肉は、医師の診断のもとで使用する必要があり、より良い効果を発揮するために、しばしば他の漢方薬と併用することに注意すべきである。 痰火、痰湿、水飲の人は服用しないこと。 また、不眠症の発生には、痰火による心擾、心腎不和(心火、腎陰虚、心腎の生理機能障害)などが関係していることもある。 従って、不眠症の人は、医師の投薬指導の下で、適時に積極的に治療を受けるべきであり、やみくもに乾燥桂皮を摂取すべきではない。