肝血虚(肝血の不足)は、酸棗仁や白芍など、血と肝を養う薬で治療することが多い。 具体的な薬は、症状とエビデンスを合わせて医師が処方する必要がある。 肝血虚(かんけっきょ)とは、肝臓に血液が十分に貯蔵されていない症状を指す。 肝は血の主な貯蔵場所であり、血は陰に属するので、この症候群は血虚と肝陰虚のどちらかが原因となる。 臨床症状としては、血虚または肝陰虚、虚熱による不眠、夢精やパニック発作、月経不順などがある。 治療は血を養い、肝を養うことである。 酸棗仁は滋陰養肝、精神鎮静、発汗抑制、利水などの効能があり、心肝陰虚血、虚熱による不眠、動悸・夢精(怯えによる動悸(心拍が早くなり、パニックを伴うことが多い)、夢をよく見る)などに用いる。 副作用や禁忌は明らかでない。 白芍は滋血化瘀(血虚による月経不順の調整)、止陰止汗(陰液を収斂して発汗を抑える)、柔肝解痛(肝陰虚血による痛みの治療)、肝陽鎮静の作用があり、血虚黄疸、月経不順、ジストニア(尾骨や肋骨付近の痛み)、腹痛、四肢の拘縮性疼痛、頭痛・めまいなどの治療に用いる。 ベラトラムとの併用は避ける。 不快な症状が現れたら、すぐに医師に相談し、医師の診断のもとで薬を選ぶべきである。