歩けない高齢者は、脊髄性頚椎症、脳血管障害、腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症などが関係していると考えられている。 1.脊髄性頚椎症:椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が脊髄を圧迫するため、下肢が脱力して歩けなくなる。 2.脳血管障害:脳梗塞や脳出血などで下肢の動きが悪くなり、通常は下肢の片側が悪く、感覚障害を伴う。 3.腰部脊柱管狭窄症:脊髄を圧迫している靭帯肥大や関節裂孔により、足を引きずる歩行、下肢脱力、重度の歩行不能が出現する。 4.変形性関節症:関節腔の狭小化、関節の腫脹、変形、関節可動域の制限などの症状が現れる。 5.低カリウム血症:カリウムの摂取不足または過剰な喪失により、低カリウム血症となり、歩行ができなくなる。 歩けなくなった高齢者は、病院を受診して原因をはっきりさせた上で、検査・治療を受ける必要がある。