舌苔が剥がれた成人は、一般に剥離舌苔と呼ばれる。 つまり、もともと舌の表面に舌苔があり、病気の経過中に舌苔の全部、あるいは一部が剥がれ落ち、剥がれたところは苔のない滑らかな状態になっている。 成人の舌苔の剥がれは、陰虚や気血両虚など様々な原因が考えられる。
1.舌苔のはがれた赤い舌:多くは陰虚によるもので、陰を傷害する熱病、性交の軽率、陰精の消耗などが原因で、心熱(手足の心臓が熱くなり、心臓や胸が自意識過剰になる(イライラしたり、不機嫌になる))、ほてり、寝汗(寝入った後に異常に汗をかき、目が覚めると汗が止まっている)などを伴う。
2.苔のはがれた青白い舌:脾胃の虚弱、気血生化の源の不足、各種急性・慢性出血、考え事や不安による気血の消耗などによる血虚・気血不足が主な原因で、疲労(精神的疲労、体力低下)、爪や爪の青白さ、顔面蒼白、めまい、立ちくらみなどを伴う。
3.舌が赤くなる鏡舌:多くは胃陰の消耗と胃の怒りの不足によるもので、胃や心窩部が騒がしい(胃が飢えに似た感覚、灼熱感を伴う空虚感)、空腹感、喉の渇き、口や喉の渇き、尿が短く赤い(尿の量が少なく、色が濃い黄色)、便秘などを伴う。
舌のはがれがある場合は、診断と治療のために臨床医に相談すべきである。