肺脳症は、慢性気胸疾患などの呼吸不全を伴う疾患による精神神経症状であり、低酸素血症や高カプニア血症をきたすため、原因因子の除去、呼吸不全への対処、その他の対症療法が中心となる。 1.原因因子の除去:感染症が最も多い原因因子であり、臨床症状、喀痰培養、薬剤感受性結果に応じて、セファロスポリン系(セフトリアキソンなど)、マクロライド系(アジスロマイシンなど)などの有効な抗生物質を選択する。 2.呼吸不全への対応:人工気道の確立と補助的な機械呼吸の実施は、肺脳症を救済するための最良の適応であり、効果的な手段である。 上記のように短期間治療を行っても肺脳症が著明に改善しない場合には、できるだけ早期に機械的人工呼吸を行うべきである。 3.その他の対症療法:電解質異常や酸塩基平衡異常の適時是正、上部消化管出血の止血薬(成長抑制薬など)、制酸薬(オメプラゾールなど)、消化管減圧などがある。 必要に応じて抗てんかん薬や抗精神病薬も適用できる。 慢性気胸の患者さんは、病状を長引かせないためにも、日常生活の管理をしっかり行い、不調を感じたら医療機関を受診することが推奨される。 上記の薬剤は、専門の医師や薬剤師の指導のもと、標準化された合理的な方法で使用されるべきである。