不眠症や寝汗の原因は?

漢方では、心腎不和(心火腎陰虚、心臓と腎臓の生理機能の失調)は、不眠、夢過多、寝汗(入眠後に異常な発汗があり、起床後に止まる)の原因になると考えられている。
胸やけ、動悸(心臓の鼓動が速く、しばしばパニックを伴う)、めまい、耳鳴り、腰膝脱力感(腰や膝のあたりに痛みや脱力感がある)、五臓の胸やけや熱感(手足の心臓が熱くなり、心臓や胸に熱がこもっていらいらする自覚がある)、口やのどの乾燥、舌が赤く苔が少ない、脈が細く無数の脈(脈が細くなり、細かくなり、速くなる)を伴うことがあり、男性では精子無力症、女性では月経不順の症状がみられます。
この病気の病態は、腎陰の不足が心に昇華できず、心火の亢進が腎に下降できないため、水と火が調和せず、心と精神が平穏でなくなり、その結果、上記のような症状が現れるのである。
治療には六味地黄丸と膠飴を併用する。 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、山薬(さんやく)は肝腎を養い、骨髄を補う(精を補い、骨髄の発育を促進する)、沢瀉(たくしゃ)、茯苓(ぶくりょう)、丹皮(たんぴ)は脾を強め、湿を滲み出し、相の火を清め排出する、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は心を清め、火を下げる、桂皮(けいひ)は火が元に戻るように誘導する。
八薬の組み合わせは、陰を養い火を下げる(陰精を養い火を下げる)、心腎を運化する(心火が減少し、腎水が上昇し、相互にコントロールする)という役割を果たすことができる。
症状が現れたら通常の病院の漢方科を受診し、医師によるエビデンスに基づいた治療を受けることをお勧めする。