ヘマトクリット、すなわち赤血球沈降速度は、一定の条件下で分離抗凝固処理した全血中の赤血球の自然沈降速度を指す。 赤血球沈降速度が高くなる原因としては、生理的要因、急性炎症、悪性腫瘍などが挙げられる。 1.生理的要因:乳幼児期、月経期、妊娠から出産にかけて血沈が上昇することがあるが、病気とは無関係であり、特別な治療を必要としない。 2.急性炎症:急性肺炎、急性虫垂炎、急性胆嚢炎など、主にフィブリノゲンや免疫グロブリンの増加により、血沈が著しく上昇する。 炎症の重症度も血沈で判断できる。 3.悪性腫瘍:悪性腫瘍の急速な増殖は血沈を上昇させ、腫瘍がコントロールされると血沈は徐々に低下する。 腫瘍の治療効果は血沈で判断できる。 血沈の上昇は他の原因による場合もあるので、早めに病院へ行き、積極的に原疾患を探し、原因を突き止め、医師の指示に従って治療することをお勧めします。