ヒステリーにはいろいろなタイプがあり、治療薬も異なりますが、よく使われる漢方薬は、甘麦大棗湯、肝散肝湯、温胆湯などです。 心・肝・血の不足によるヒステリーであれば、滋養強壮(血を養うことで精神を安定させ、情緒を鎮める)、潤心養血(心と肝を潤し、養う)作用のある独自の漢方薬を使用する必要があり、よく使用される治療薬には四物湯、甘麦大棗湯、八珍湯などがあります。 肝気鬱滞(肝の気血の運行が悪く、感情的に落ち込んでいる状態)によるヒステリーであれば、肝気を調整し(肝の気血の滞りを調整し)、抑鬱を和らげて心を落ち着かせる漢方専売薬を用いて治療する必要があり、よく使われる治療薬としては、瀉肝丸、沈香降気丸、抑鬱和心丸などがある。 痰飲(水分・体液の代謝障害による病的産物)の鬱結・停滞によるヒステリーの場合は、痰を取り除き、胆を鎮める薬を用いる必要があり、よく用いられる薬は温胆湯、半夏厚朴湯などである。 ヒステリーの治療には、専門医の指導のもとで明確に見極める必要があり、不適切な薬剤の使用による悪影響を避けるためである。