酸棗仁は精神を安定させる作用があり、動悸や夢(怯えると動悸がし、よく夢を見る)、虚煩、不眠(空虚でイライラして眠れない)などに用いる。 酸棗仁は肝・胆・心経に属し、味は甘酸っぱく、性質は扁平で、心を養い肝を調え、心を鎮め心を静め、発汗を抑えて体液を生成する作用がある。 心脾気血両虚、疲労不眠、動悸、不眠症の治療には、茯苓、知母、川芎とよく配合され、心肝陰虚の滋養失調、動悸、夢精、虚煩、不眠症の治療に用いられる。 酸棗仁は水分の喪失による口渇、発汗過多にも用いる。 棗の実の服用は、固形物だけでなく、滑液射精の兆候がある場合は注意が必要であり、副作用は不明である。