BCL-2はBリンパ芽球腫-2遺伝子の略で、がん原遺伝子の一つである。 BCL-2遺伝子はがん原遺伝子として、がんの発生と密接に関係するアポトーシスを抑制する作用を持っている。 簡単に言えば、正常細胞は一定回数の分裂後、がん原遺伝子や抑制性がん遺伝子などの一連の制御因子の作用を受けてアポトーシスを起こすが、BCL-2遺伝子の過剰発現は腫瘍を引き起こす作用を持つ。 研究によると、BCL-2遺伝子の転座は濾胞性リンパ腫の85%に特異的に見られる。 世界保健機構(WHO)は2016年、B細胞リンパ腫がBCL-2とC-MYCまたはBCL-6遺伝子の再配列を有し、侵攻性が高く、核型的に複雑で、様々な病理形態学的特徴を有し、悪性度が高く、予後不良である場合、リンパ腫分類をダブルヒットまたはトリプルヒットリンパ腫と定義した。 端的に言えば、リンパ腫においてBCL-2遺伝子の転座が見られた場合、腫瘍の悪性度が高いことを意味し、治癒が困難で予後が悪いということである。 リンパ腫以外にも、BCL-2遺伝子の発現は他の悪性腫瘍と密接な関係がある。 BCL-2遺伝子の発現は、リンパ腫だけでなく他の悪性腫瘍とも密接な関係がある。