心臓の左心房の拡大とは、左心房の内径が正常範囲を超えることをいう。
心臓超音波検査で左心房の長軸断面を観察し、左心房の内径が長軸像で20~40mmを超えると、通常、左心房拡大が起こる。
軽度の左房拡大では、通常、患者に明らかな不快感はない。 重度の左房拡大で心不全を起こしやすい場合は、胸部圧迫感、息切れ、活動持久力の低下、夜間に横になれないなどの症状がみられ、体の低い部分に浮腫などの徴候がみられることもある。
左心房肥大の原因としては、長期の高血圧、僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症などがあります。 左心房肥大が発見されたら、具体的な重症度に応じて心臓超音波検査を定期的に見直し、原疾患の治療を積極的に行う必要がある。
左心房肥大の患者さんに心不全の症状が現れたら、原疾患の治療を行い、心臓が肥大し続ける過程を遅らせ、患者さんの左心房肥大による悪影響を減らすために、医師の処方に従ってスピロノラクトン、カプトプリル、メトプロロールなどの利尿薬や血管拡張薬、あるいは僧帽弁置換術、僧帽弁修復術などの治療を行う必要があります。
検査で左心房肥大が発見された場合は、専門的な治療や定期的な経過観察が必要ですので、早めに医師にご相談ください。