肺気虚を伴う咳嗽には、肺補気丸などの肺気強壮薬や滋陰清肺丸などの陰補肺(肺液を補い肺を滋養する)薬が用いられる。 1.肺気強壮薬:長引く病気や気の生化不足による咳や喘鳴による肺気虚を治療し、多くの場合、肉体疲労、声が低く臆病、自汗(日中に不随意に汗をかき、少し動いただけで発汗して悪化する)、力のない咳や喘鳴、息切れ、痰がからっぽ、風を恐れるなどの症状を伴う。 肺強壮薬や玉屏風散(ぎょくへいふうさん)がよく使われる。 外咳のある人は肺強壮薬を服用してはいけない。 2.養陰潤肺:長引く咳や陰の傷害による肺陰虚、肺を襲う消耗性昆虫、熱病末期の陰液障害などで、痰や血痰の少ない空咳、やせ、寝汗(入眠後に異常に発汗し、起床後に発汗が止まる)、口やのどの乾燥などの症状が現れる場合に用いる。 滋陰清肺丸や百合固金丸がよく使われる。 糖尿病患者は服用禁止、痰湿鬱結のある人は陽陰清肺丸の服用禁止。 漢方薬や独自の漢方薬は、中医師の指導の下、症状を見極めて使用する必要があり、個人が副作用を避けるためにやみくもに使用してはならない。