通常、甲状腺の片側を切除しても、もう片側が痛むことはありません。
甲状腺組織には痛みの刺激を感じる神経終末がないため、甲状腺の片側を切除しても反対側に痛みが出ることはないのです。
甲状腺切除後数時間以内に片側の甲状腺に痛みが出た場合は、ドレナージチューブから血液が出ているかどうかを注意深く観察して、血腫の圧迫があるかどうかを判断し、血腫の圧迫があれば、窒息しないように時間内に圧迫を解除する必要があります。
片側甲状腺切除後の合併症で最も多いのは甲状腺機能低下症です。 甲状腺の片側を切除すると、もう片側の甲状腺がそれを補うことができなくなり、甲状腺ホルモンが不足して甲状腺機能低下症になりますが、レボチロキシンナトリウムの経口補充療法で治療できます。
手術中に誤って副甲状腺を摘出すると、筋肉の痙攣や血中カルシウム低下などの症状が出ることがあります。 手術中に上喉頭神経や反回喉頭神経を傷つけると、嗄声や水が詰まることがあります。
一般に、甲状腺の片側を切除しても、もう片側が痛くなることはありませんが、不調を感じたら早めに医師に相談し、はっきりした診断のもと、医師の指導のもとで治療することをおすすめします。