大腿骨頸部骨折の最も危険な時期は、治療の種類によりますが、たいていは2~5週間です。 大腿骨頸部骨折の多くは、股関節に直接または間接的に外力が加わった結果起こります。 整復などの保存的治療を行い、装具で固定する場合、最も危険な時期は整復後2~3週間以内です。 この間はまだ骨折が骨癒合に至っておらず、線維性癒合の段階にあるため、活動性があると骨折がずれる可能性があります。 中空釘による内固定や人工股関節全置換術などの外科的治療を行う場合は、術後4~5週間が危険です。 この時期は下肢の深部静脈血栓症や関節の強直などの症状が出やすいので、術後の安静には注意が必要です。 そのため、術後の機能活動は医師の指導のもと、早期に行うことが、併存症の発生を効果的に回避することができます。