ヘリコバクター・ピロリ菌は胃潰瘍、胃炎、胃がんなどを引き起こす可能性があり、一般的には薬物療法で除菌できるが、少数の患者には外科的治療が必要である。 1.薬物療法:医師の指導の下、プロトンポンプ阻害薬+ビスマス+2種類の抗生物質からなる4剤併用療法を行うことができ、一般的にはオメプラゾール+クエン酸ビスマスカリウム+テトラサイクリン+メトロニダゾールなどが用いられる。 2.手術:大量出血や再発性出血、難治性潰瘍や複合潰瘍、悪性腫瘍が疑われるピロリ菌感染者には手術や内視鏡治療が必要である。 70歳以上の高齢者でピロリ菌の除菌が必要かどうかは、胃カメラの結果、基礎疾患、肝機能、腎機能、併用薬などにより総合的に判断する必要がある。