遊離サイロキシンの低下は甲状腺機能低下症の状態と考えられ、橋本甲状腺炎や亜急性甲状腺炎などが原因と考えられます。医師の指導のもと、レボチロキシンナトリウム錠などの薬物療法を中心に、的を絞った治療を行う必要があります。
遊離甲状腺ホルモン(FT4)は、甲状腺の機能を直接反映できる試験管内の高感度な指標で、これが低い場合は甲状腺機能低下症の可能性があり、亜急性甲状腺炎、橋本甲状腺炎などの病気や、手術やヨード131治療後の甲状腺の破壊が原因の場合もあります。
橋本甲状腺炎や亜急性甲状腺炎による甲状腺機能低下症の治療は、レボチロキシンナトリウム錠などの薬物療法で甲状腺ホルモンを安定に保ち、亜急性甲状腺炎の軽症例ではイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬、重症例ではメチルプレドニゾロンなどのホルモン療法を行います。
遊離サイロキシンが低下している場合は、病院で診察を受け、甲状腺機能低下症の有無を甲状腺機能で評価し、医師の指導のもと診断・治療することをお勧めします。