脳幹梗塞患者は急性期には運動ができないため、回復期には運動機能が可能であれば有酸素運動に加えてリハビリテーション訓練が中心となる。 脳幹梗塞とは、脳幹に栄養を供給する動脈の閉塞による脳血管障害を指し、早期発症では突然のめまい、嘔吐、麻痺、昏睡などの症状が現れることが多く、一般に予後は不良で、四肢麻痺、感覚異常、発音・嚥下障害などの後遺症を残すことが多い。 脳幹梗塞の運動方法は、病期や運動機能の状態に関係する。 急性期で状態が不安定な場合は運動ができず、回復期では運動、感覚、嚥下の機能障害に対して、筋力トレーニング、関節可動域トレーニング、摂食トレーニングなどのリハビリテーション内容が主に行われる。 患者の運動機能がある程度回復し、自立歩行や歩行安定性が向上したら、有酸素運動を適切に増加させることができる。例えば、ウォーキング、ジョギング、パワーカー乗車(運動能力に応じて屋内固定式か移動式かを選択)などを行い、少なくとも週5日、1日30~45分の運動を行う。 脳幹梗塞患者に対する具体的な運動プログラムは、早すぎる運動や無理な運動を避け、病気の再発を防ぐために医師の指示に従うべきである。