新型コロナウイルス感染症の確定例と無症候性感染症の主な違いは、臨床症状の有無と胸部CTでの異常の有無であるが、無症候性感染症が確定例に移行する場合もある。 1.臨床症状の有無、新型コロナウイルス感染症の確定例では、通常、発熱、咳、倦怠感、鼻水、くしゃみなどの臨床症状があり、無症状の感染者は基本的に病原体のキャリアであり、上記の臨床症状はない。 2.胸部CTの異常の有無、確定症例では胸部CTに地硝子影、斑状滲出液影などの異常が認められることがあるが、無症候性感染者の胸部CTは全く正常である。 しかし、無症候性感染者の中には、徐々に発症し、発熱、咳嗽などの関連症状や胸部CT異常が出現し、新型コロナウイルス感染症確定例となり、無症候性感染者ではなくなる場合もあることを指摘しておく。 したがって、無症状の患者は隔離し、容態の変化を注意深く観察する必要がある。