脳性ナトリウム利尿ペプチドが低下する臨床的原因は明らかではないが、心不全の除外に用いることができ、脳性ナトリウム利尿ペプチドは心不全患者の予後評価にも用いることができる。
脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)は心臓の機能を示すために心筋細胞から分泌されるマーカーで、血管拡張作用や利尿作用があり、主に心室壁の張力の変化に伴って変化し、心室の収縮期や拡張期の機能が制限されると脳性ナトリウム利尿ペプチドの分泌が増加し、心不全を発症すると脳性ナトリウム利尿ペプチドの値が上昇し、脳性ナトリウム利尿ペプチドの値が低い場合には心不全の除外に用いることができる。
また、脳性ナトリウム利尿ペプチドは心不全患者の予後評価に用いることができ、心不全患者の脳性ナトリウム利尿ペプチド濃度が100/mL上昇するごとに、その患者の死亡リスクは約35%上昇する。