お腹の調子が悪い時の便の変化は?

胃の調子が悪いと、便の量、色、におい、成分の異常などの変化が起こることがあり、医師の指導のもとで具体的な診断と治療を行う必要がある。 1.量の変化:多くは下痢(排便回数の増加、便量の増加)として現れ、慢性胃炎、胃食道逆流症(GERD)、胃・大腸瘻、胃がんなどの患者にみられる。 2.色の変化:主にタール色の便(黒色便とも呼ばれる)として現れ、胃出血の患者にみられ、胃潰瘍、胃平滑筋腫瘍、びらん性胃炎、胃がんなどが原因となる。 3.臭いの変化:主に①悪臭:胃出血患者に見られる、②酸っぱい臭い:機能性胃疾患の患者に見られる。 4.成分異常の変化:主に①潜血成分:胃出血患者にみられる、②ヘモグロビン結晶成分:胃出血患者にみられる。 なお、下部消化管疾患に比べ、胃の疾患では便の異常が少ないため、臨床的には腹痛、吐き気、嘔吐、胃酸逆流などの上部消化管症状が胃の疾患のヒントとして多くみられる。 しかし、上記のような便の異常がある人は、標準的な診断と治療を受けるために、医師の指導のもと、適切な時期に医療機関を受診する必要があります。