頚椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアの手術は、術前に厳密な評価が行われ、外科医の厳重な管理のもとで、術後の合併症は一般的に大きなものにはなりにくい。 頚椎椎間板ヘルニアの合併症として考えられるのは、創部感染、脳脊髄液漏出、上喉頭神経損傷、反回喉頭神経損傷などである。 重症例では、手術中に脊髄損傷や椎体内血腫が生じ、患者に麻痺が生じることがある。 術後、患者は前頸部血腫を発症することがあり、大量の出血があると気管を圧迫し、窒息死に至ることがある。 腰椎椎間板ヘルニアの合併症としては、馬尾症候群、腸・膀胱障害、腰椎すべり症、腰椎椎間腔感染、腰椎骨棘、腰部脊柱管狭窄症などが考えられる。 頚椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニアの患者は、術後の経過観察が勧められる。