厳密に言えば、B型肝炎が肝癌に移行する確率を臨床的に証明するものはないが、中国の肝癌患者の90%はB型肝炎の既往歴がある。
まず、肝細胞癌の原因を証明する明確な臨床的根拠はないが、肝細胞癌患者は急性肝炎から慢性肝炎に進行し、その後徐々に肝硬変に移行し、さらに肝細胞癌に悪性化するという経過をたどることが多いことから、肝炎と肝細胞癌には因果関係がある可能性がある。
近年、B型肝炎、C型肝炎、D型肝炎などの肝炎ウイルスが肝癌に関係していることが研究により明らかになっており、中国では肝癌患者の約90%がB型肝炎の既往歴を持っている。
諸外国の肝癌患者ではB型肝炎陽性率も異なり、肝癌との関係の複雑さを示唆している。