肝陰虚と肝火との違い

肝陰虚と肝火との違いは、前者は虚火、後者は実火であり、原因、臨床症状、治療法が異なる。 1.原因:肝陰虚は、長期の病気、労働災害、体力低下などによる肝陰虚液の消耗が主な原因であり、肝火は、情緒障害(乱れた感情)、食生活の乱れなどが主な原因で、肝鬱化火(肝気が通らず、火熱が出現する)、火熱は内的障害によるものである。 2.症状:肝陰虚の人は、肋骨や大腿部の漠然とした痛み、ドライアイ、ほてり(熱の爆発)、寝汗(就寝後の異常発汗と起床後の発汗停止)、頬紅(顔の両側の頬骨が赤くなる)、不眠や物忘れなどの症状がよくみられる。 肝の火が高い人は、頭痛、目の充血や腫れ、イライラ、短小尿(濃い黄色の少量の尿)、乾燥した節々のある便などによく悩まされる。 3.治療:肝陰虚の治療は主に陰を養い、肝臓を柔らかくする必要があり、しばしば枸杞菊地黄丸、一貫して煎じ薬などを使用し、肝火旺盛の治療は肝臓と下痢火を取り除く(肝火を取り除く)必要があります。 また、肝火旺盛の治療には、肝火瀉火(肝の火を消す)を主な方法とする必要があります。