先天性血管腫には出血、潰瘍形成、壊死、審美的影響などの危険性があるが、すぐに消退するような小さな先天性血管腫には特別な危険性がないものもある。
先天性血管腫は、生まれつき存在する良性の血管腫瘍である。 頭部、頸部、四肢など皮膚のあらゆる部位に発生し、局所的、孤立的、隆起した血管の腫脹として発現する。その大きさは個人差があり、数ミリの小さなものもあれば、数センチ以上の大きなものもある。
先天性血管腫は摩擦やひっかきによって出血することがあり、また潰瘍化や壊死を起こすこともあり、速やかに治療を行わないと大量出血や二次的な細菌感染の危険性がある。 さらに、先天性血管腫が顔面に大きく成長すると、顔面の美観にも影響を及ぼすことがある。
小さい先天性血管腫は、出血、潰瘍、壊死などの合併症を起こすことなく、生後12~14ヵ月以内に速やかに消失することが多く、特に有害ではない。
先天性血管腫の多くは乳幼児期に発生し、自然消退するものもあれば、自然消退できないものもあるので、医師の指導のもとで動態観察または妥当な診断と治療を行うことが推奨される。