腎陰虚と腎陽虚の違いは主に臨床症状に基づく。 腎陰虚は主に虚熱症状として現れ、腎陽虚は主に虚寒症状として現れる。 1.腎陰虚:主に五心熱(両手両足の心臓が熱くなり、心臓や胸が勝手に熱くなる)、ほてり(熱の爆発)、寝汗(寝ると異常に汗をかき、汗が止まると目が覚める)、腰痛・膝痛、めまい・耳鳴り、不眠・夢精、男性では精子無力症、女性では月経痛・無月経などが現れる。 2.腎陽虚:主に腰痛、膝痛(腰や膝の痛みや脱力感)、冷痛、あるいは男性のインポテンツ、早漏、女性の子宮冷え性に伴う不妊症、性欲減退、あるいは便の排便が長引く、便に未消化の食物がある、夜明け前の腹痛や下痢、顔色が悪い、あるいは暗い、寒さを恐れる、手足が温かい、抑うつ、頻尿や夜尿症などの症状が現れる。 腎陰虚と腎陽虚の鑑別は、臨床医に相談する必要がある。