発汗過多を伴う腎虚は陰虚または陽虚である。

腎虚による発汗過多には、陰虚によるものと陽虚によるものがあり、症状によって鑑別する必要がある。
腎陰虚による発汗過多:多くは寝汗(就寝後に異常発汗し、起床後に発汗が止まる)として現れ、腰や膝の痛みや脱力感、心熱(手足の心臓が熱くなり、心臓や胸が勝手に熱くなる)、ほてり、頬骨の紅潮、精液の排出、舌が赤い、苔がほとんどない、細脈(脈が細くなり、速くなる)などを伴う。
腎陽虚による発汗は、自発性発汗(日中に不随意に発汗し、少し動いただけで発汗が悪化する)、すなわち、日中に発汗し、活動によって発汗が悪化し、さらに、腰や膝が冷える、手足が冷える、尿が長く澄む、頻尿、疲労感(精神的疲労、肉体的疲労)、舌が淡紅色、白苔が薄い、脈が細いなどの症状が現れることが多い。
腎虚による発汗過多の症状が現れた場合は、臨床医に相談し、医師の診断と治療に従うべきである。