新しい運動ニューロン疾患治療薬とは

近年、運動ニューロン疾患の新薬は登場していない。 運動ニューロン疾患の治療に使用される薬剤には、抗興奮性アミノ酸毒性薬リルゾール、神経栄養因子コエンザイムQ10、抗酸化剤・フリーラジカル消去剤エダラボン、新規カルシウム拮抗剤などがある。 運動ニューロン疾患は神経系の変性疾患であり、神経系の上下に運動ニューロンが関与する疾患群である。 運動ニューロン疾患の病因や病態は不明であるが、遺伝的背景に基づく酸化ストレス障害と興奮毒性作用の組み合わせが運動ニューロンを損傷するということがより重点的に理解されつつある。 これに基づいて、リルゾールは興奮性アミノ酸であるグルタミン酸の遊離を抑制する効果を持ち、リルゾールが病気の経過と患者の生存を遅らせることが臨床的に証明されている。 一方、神経栄養因子であるコエンザイムQ10、抗酸化剤でフリーラジカルスカベンジャーのエダラボン、新規のカルシウム拮抗剤も運動ニューロン疾患の治療に役立っている。 運動ニューロン疾患の患者は、病院で医療専門家に相談し、医師の指導のもとで薬物治療を受けることが推奨される。